ひといき

試合をできるだけみようとすれば夜遅く、もしくは朝早く起きることになる。
今回は前回W杯では所持していなかったHDDレコーダーの支援を得て、わりと自由な時間配分が可能。
・・・なのだが、結局毎日毎日2試合以上観戦対象が存在しては、仕事を休むわけでもないから無理なスケジュールは避けられないのよね。昨晩はようやく試合が無いのでそれも一段落。仕事もほどほどにして帰り、ゆっくり寝ました。

一日前の試合。
スイス-ウクライナ
クリーンでテンポの良い繋ぎを見せるスイス。彼らの半分でもチームに意思疎通があれば、日本代表へのストレスは少なかったかも。ウクライナもガツガツいくようなところはなくて、ボールを前に運ぼうという意図が明確。ファウルで試合が止まらない好ゲームだった。

フランス-スペイン
アーセナルな選手も何人かいたりするのだけれど、スペインはやっぱり何かが足りない。
輝きの放てないアンリ、お年寄りのジダン、98年からいるその他の皆さん、こういうチームに負けちゃう。もっと質の高いチームになれるはずなのに。
凄まじい気合いとがむしゃらな雰囲気を持ったスペイン、ってなのはあり得ないので永遠にこのペースなのかなぁ。

代表監督人事について。いろいろなところで語られてはいるけれど、川淵氏の責任問題を不問として次期監督の話題を先行させるというやり口、そしてそれがまかり通ってしまう状態、それらは我々サッカーファンの責任でもあるんだろうなぁ〜という点が気になる。同時に、こういう黒歴史を何回も経てこそ、ようやくサッカーの文化というかそういったものが浸透していくような気もするので、騒ぐ気にもなれないわけだが。



京極堂シリーズ。
W杯はじまっちゃうので続巻に手を出すのはやめていたのだが、サッカーばかりの状況に飽きて読み始めてしまう。当然「出版業界の技術革新を促した」とされる分厚い文庫であるから読み切るのに時間が掛かる。読書と観戦の両立は激しく消耗をもたらすわけだが、まあ何事にも専心できない性分なので、これは致し方ない。
2,3巻と立て続けに楽しんだ。3巻「狂骨の夢」は割と文章も読みやすくて、基本構造が早々と知れている割に一気に読み進めた。各人の夢への思いについての心理描写が主たる魅力。
私は映画を見てから読んでるので、主要登場人物は全部俳優に脳内変換される。あまり違和感はない。阿部寛なんかは特にはまり役と思われる。関口君がビワコ君とダブるようなこともないのであるが、周りにその点を指摘されると・・・確かに彼だけは俳優とはマッチングしていないのでイメージがしにくいですなぁ(あれ?イメージしにくいから実在の人物を割り当ててる人達がいるってことかな?)。