健康診断以降

朝夕しっかり食べる代わりに昼食を抜く。これは何ヶ月か続けてる。
8月の健康診断の結果を踏まえて、食べるものの種類に気をつけ、玄米を主食に肉類を減らし、脂っこいものも減らす。
この二つの食事療法(?)で体重は一定量減った。何となくからだが軽くなった実感もあった。
仕上げにどうしても続けることの出来ないジョギングを、今度こそ長くやろうと思案し、従来と走り方を変えてみた。20分越えを目安に疲れ切るくらいの、自分としては十分「速い」ペース配分をやめ、早歩きよりは速いけど、程度を試みる。

木曜日、いろいろな事情から仕事がつまんなくて、急遽早退。 一眠りしてから、夜走り始める。家から身体を伸ばしつつ歩いて井の頭公園へ向かい、陸上トラックもどきの土のコースを走る。弱めの秋風が吹き心地よい。遅すぎるかなぁとも思いつつ、ゆっくり走る。
22時台でも数人は運動している。歩いたり、速いペースでとばしてたり、歩きとジョギングを繰り返したり。いろいろいるなぁ。
じっとりと汗をかきながら、でも蒸してないのでダラダラ流れ落ちるようなこともなく、気持ちの良い走りを経験。15分まではペースがつかめなくて呼吸も一定しなかったが、その後は安定。30分、45分と時計を確認しつつ走る。なんだか20分過ぎくらいから疲労感に変化が無く、このままいつまでも走り続けられそうな感じで怖くなり、1時間でやめておく。翌日以降にダメージが来そうだものなぁ〜。1時間もノンストップで走り続けたのって・・・ひょっとして生涯ではじめて? 中学校の頃のロードレースって50分くらいで走りきったような覚えがあるし。
走り始めた頃にいた人達はもう誰もいない。なんか、満足。

金曜朝、足の付け根や膝の上辺りが筋肉痛。これは普段の運動量を急に越える動きをしたらなるもので、フットサルやなんかで経験済み。
職場の人と帰る時間が同じになったので、4人で軽く飲もうということになり、金曜夜の新宿へ。意中の店には入れず妥協。どうってことない店で23時30分過ぎまで仕事のことや、それぞれの個人的なことなども暴露しつつ楽しく飲む。スタッフの契約内容など問題はあるのだけれど、仕事をする仲間としての関係は、1年前と比べてもとても充実しており、悪くない。生ビール3杯飲んでしまったので、この日は当然走らず。

土曜朝、8時過ぎに起きだして、また井の頭公園へ。
酒の影響あるかなぁと危惧しつつ走る。酒の影響かは分からないが汗が多めに出て、タオルでぬぐう回数が増える。膝や足の付け根に感じていた疲労より、腿裏にも少し疲れが感じられた。日差しが強くなっている時間帯だと、夜よりも身体への負荷が重いというのが真相だろうか。いつまでも走り続けられるような感覚には一度も至ることなく、それでもやめる気にならないまま走り切れた。
家に戻ってからシャワーを浴び、朝刊を読み、TVのニュースを眺めていたら眠くなって、昼寝開始。横浜に行くつもりだったのだが、2人ともなんだか眠くてスムーズに断念。もう前売りは買わない方が良いね、僕ら・・・。
試合開始前に起きだす。空腹に耐えかね、近所のお好み焼き屋へ。スタンダードとコーン入りを一枚ずつ買って帰る。家で試合見ながら食したが、久しぶりにこってりソースのかかったものを食べた気が。キャベツも沢山入っており、広島風の蒸した食感と合わせて美味しい。
試合はどっちもどっちやなぁ〜ってな感じに見えていたんだけど、引き分け濃厚な状況下、ルーカスとジャーンの衝突事件発生。ジャーンは頭部を切って流血。ルーカスは脳を揺すられたのか意識が不明瞭で頭の痛みも感じている様子。頭を持ち上げて高さをずっと維持したまま水をかける様子などから、随分デリケートな状況だと分かる。 ナビスコ決勝で退場食らって泣いていたジャーンは、やはりルーカスが心配で泣き続けていたようだ。ササ、マグロン、グラウ、ドゥトラなど外国人選手達が、最初からルーカスの元を離れないでいた。審判は途中から選手達に身体を動かすように指示しているようだった。ロスタイムに入っていた試合を長い中断の後続けるのはとても難しい状況なわけだが、判断は正しいだろう。この日のジャッジは流すところは流して、取るところでは取っていたし、イエローも枚数を抑え気味に、何とかやっていたと思う。穴沢? 前よりはうまくなってるんではないかな。救急車で運ばれる前までTV中継があり、結局試合は継続されることな開始と中断の笛が吹かれただけだったらしい。どちらの選手も続けられる状態では無かったそうだから、それもまた正しい。
サッカーの試合を見ていて、こうやって一人の選手のことを皆が心配する状況は珍しい。救急車が競技場内に入ったのもはじめてのことだという。 プロスポーツで自分の足で立っていられないのを見る、そんな思わず目頭が熱くなるような局面は辛い。でも、サッカーは身体がぶつかり合うことを容認して成り立っているものだから、こういったことも受け入れなければならない。どんなに嫌いな選手だって、どんなに好きな選手だって、皆、僕らが好きなサッカーをプレーする人達で、FC東京の選手はその中でも自分が選んだチームの構成員だ。心配だけど、心配したって何も届くことはない。彼が後に何も残らない状況でいて欲しい、早くもう一度ピッチに戻って欲しい、そういう想いを抱いて日曜日を迎え、また次の試合を迎える。何年かこういう生活をしていると、少しの変化には対応できてしまう。それは寂しいことなのかも知れないけれど、一生つきあっていくなら、それくらいでないとね。

日曜朝、8時前に井の頭公園へ到着。少し柔軟をして8時ちょうどに合わせて走り始める。・・・木曜よりも土曜よりも、辛い。10分くらいで呼吸は安定したのに、15分もするとあれ?っていうくらい身体全体が重い。さすがに3日間で2時間走ってるので、この軟弱で不覚にも肥満認定されてしまった身体が悲鳴を上げているのか。あまり辛いこと考えると萎えそうだったので、同じようにトラックを走っている人達を眺めながら、いろいろなことを頭に浮かべては他ごとに乗り換えていって、散漫な思考に終始。それでも40分の時点でもうやめようかな、なんて思ったり。結局あと10分とか、1週何歩で走ってるかなとか、工夫してやり過ごす。3回の間で一番走りきるのに難渋したなぁ〜。明日は大丈夫だろうか。

さて。
朝は夜よりもたくさんの人がいて、走りながら観察している。
懐かしのパワーリストっぽいものをつけて、歩いたり軽く走ったりを繰り返す上半身裸パンチパーマのおじさんや、運動する格好とは思えない普通の私服で30分くらい歩いてるおばちゃん、私より速いペースで走るちょっと肥え気味のおじさんは、4,5周もするとやめて、今度はベンチで腹筋など(ああ、それも悪くないね)。
運動やってます!って感じの体つきながら5周もしたらいなくなる若者、誰もいない空間に向かって笑ったり話しかけたりしている少年ランナーもいる。なかには散歩のつもりだろうけど、皆が走っているのと逆向きに、トラックのど真ん中を歩く不埒な親父とかもいる。
トラック内側の芝で犬を遊ばせている人は結構いるんだけど、中にはルールを破ってリードを離して円盤やボール投げて取りに行かせてる若造もいる。ルール守れないヤツが犬飼うからペット業の繁栄とペットの野生化が同時に盛り上がるんだろうな。

そんなこんな人間観察も悪くない。

でもさすがに平日毎日1時間も走ってたら疲労が溜まるよなぁ。どうしようかなぁ・・・。