バーミンガムダービーの熱狂

降格の危機にあるバーミンガムと期待に反してその少し上にいるだけのアストンビラ。このダービーは昇格したばかりのブルーズが勝って以来、ビラは相性が悪いらしい。
それが今年はビラのダブルに終わった。

この試合はスカパー!の解説実況がともに、試合の解説よりサポーターの熱狂具合やチームの現況コメントするのに忙しかった。つまりはうるさいだけだったと。
ただ試合は滅法面白かったなぁ。両チームがテンションの高い局面局面の頑張りを積み重ね、運動量や激しさ中心。英国サッカーとしては正統派といえるだろうか。
同点に追いつかれたビラの勝ち越しゴールは、DFのケイヒルが決めた。実況永井洋一が「キャプテン翼ですか」と叫んだ通り、「あり得ない!」シュートによるものだった。セットプレーを味方が粘って粘ってボールが上から真下に落ちてくる状況。ケイヒルはジャンピングボレーを狙った。このシュートは飛び蹴りのような格好で放たれたのだが、腰がとても高い位置で捻られ、一度空中で止まったような印象を受けた。もう一度やれといわれてもきっとできないでしょう。
そんなとんでもないものを目にした観衆の熱狂、本人とチームメイトたちの興奮ぶりからすると、ダービーダブルの記憶とともに語り次がれるのだろうと思われる。いや、確かにあのジャンプしての捻りはすごいわ!