高校サッカー

7日、高校サッカーの準決勝をテレビ観戦。野洲(やす)高校のサッカーが面白いとサポティスタに紹介されていたので見る気になった。噂に違わず楽しいチーム。野洲高校の選手が披露する個人技は、もっともっと上手い人、ほかにいる。でも、それをチームのコンセプトとして許されて、自由に発揮する環境を与え、そして結果も出しているのは唯一野洲高校。普通なら出して全く問題ないショートパスを出さないで体を入れ替える。軸足の後ろ側を通すプレーで相手の裏をかく。パスのフェイクで相手をとめてどんどん前のスペースへ侵入していく。いくつも「標準」規格をはみ出したプレーがあった。これはプレー選択の責任を選手に自覚させつつ、指導者がそれら全ての責任を負ってはじめて成し得る成果、だろうか。このチームが結果を出したら、高校サッカーに一つの流れくらいは作れるかな。生半な覚悟でやれることではないので、期待してはいけないんだろう。