機動戦士ガンダム。痛い、痛すぎる

今は2004年である。これだけガンダムが産業として成り立ち、当たり前に語られる時代、一つの文化として認識されている時期に、このくらい痛い番組を作れるのは解説(岡田斗司夫)の人柄なのか、集まった人たちが同じベクトル向いているからなのか。

それぞれ好きなシーンをきっかけにしていろいろ語るわけだが、言ってることに異論はない。自分はそこまで意識してみてないしなと思うシーンは多いが、まあ、より好きな人たちは掘り下げて楽しむモノであるからそれはいい。だが、参加者の笑い声、タイミングが薄気味悪かった。
自分たちが内部に抱え込んだ大事なモノを愛で合うような行動は、受け付けがたい。

ああ、そういえば。
FC東京のことでもそう思ったことがあるな。

「愛している」と声高に語る連中が嫌いだった。
そんなこと言わなくたって良いぢゃん、自分が好きなんだったらそれで。
誰かに知ってもらわなければやっていられないのか? 誰かに褒めてもらいたいのか? 誰かより優位な位置を占めたいのか? 誰かに敬われたいのか?

いや。
そんなことを人に見透かされるくらいなら、笑い飛ばしてしまえ、東京なんて。
負けたら気分の良くない一週間を送り、勝てば嬉しい、成績が上向きなら嬉しいことが多い。自分の人生にちょっとだけ関わりのある要素。
それがサッカーで、FC東京で。

わたしゃ、それで良いよ。