月に一度の担当者会議。

例によって10時から19時まで延々会議。眠くならない会議だから大丈夫だが、もう参加し始めて1年。逃れることもできず、書記を担当する。会議中お客さん達の社内の専門用語や仕組みについて当たり前に語られてしまう。そういった面がよく分からない為、それを理由に書記も議事進行も断ってきたのだが、書記の負担は結構重いのでそろそろやむを得ない。
ひたすら進行具合に耳を傾け、単語をノートPC(ThinkPadX31。この会議用に新品を設定した。以後自分専用にしてやろうと目論む)に入力しまくり。
ペンで書くよりパソコンへの入力の方が圧倒的に速いので、ただ入力するだけなら問題ない。が、会議だと話しをある程度まとめたり、適切な単語や文章を見つけ出すことも必要なため、時々苦しくなる。
それでも本番議事録に必要な情報を集積すればいいと割り切って、ひたすらに打ち込む。議事に参加しないわけにもいかないから、バランスに一番神経を使う。

午前中は取引先であるD社のIT担当を招き、自社のIT機器に関する管理方法やポリシーについて解説を受ける。とても参考になる話しが聞けた。管理職に聞かせてやりたい内容が盛りだくさんだったが、示し合わせたかのように今回は誰もきていない・・・。
午後はいつもの会議。大きな課題があるのでそれについていろいろと。議事進行役の人が一番話題に入れ込むタイプで、話しがまとまらなくて困る。収束させるのには向かない人なんだよな。結局途中から進行に介入し、誰がどうするといった部分を決めたり、次回に向けての方向性を定めるよう促したり。これ決まってないと書記としては困るんだよね。

疲れたけれどいつも充実している会議を終えて、職場に戻る。一日いないと何が起こっていたのか気になるが、まあ今は自分がいなくても大抵のことはやれるようになってきた。3月からしつこく情報共有化を図ってきた成果だと思う。

新しい技術を得たり問題が起こったら、それを情報共有するようチーム内にはしつこく通達している。新社会人で9月から来てくれている若者には、技術や仕組みについてもいろいろと教えるけれど、一番言い聞かせるのは、情報を得ることと伝えることの重要さ。
彼には昨晩、他のチームに向けて情報提供し、改善を促していく必要のある案件について、文章を書かせてみた。その文章は修正すべき点がたくさんあり、いろいろと指摘したが、本人には現状でもそれほど悪くないのだと伝えたら驚かれてしまった。これまでも直されることが多いから悪文なのだと思っていたようだが、それは違うんだなぁ〜。見るからに程度の低い文章なんて直させる気もしない。そんなのしか書けない奴には書かせない。自己完結や狭い範囲での関わりしか求めなかったら、人間が文字を作り出すことはなかっただろう。文字、文章は事実上”伝えるために存在する”のであって、なすべき事を理解し、円滑に伝える技術や気持ちを持たない奴には何を言っても無駄なのである。彼は学ぶべきことが多い年齢だから足りないものはたくさんあるけれど、覚えていく気を失わなければ、必ずきちんとした仕事ができるようになる。
もう一人、同じ時期に入ってきた人は私より年齢が一つ上。技術的にはそれなりに習得してきている。が、自らに求められる事を知るという点において、ひどく拙い。そしてそういう人は伝える技術も持っていないことが多い。実例を作って指し示さないと出来ないのであれば、新人とたいして変わらない。人柄は悪くないから、もう少し使える人に仕立て上げていかなければならない。
10月から大きな業務が動き出すし、また忙しくなっちゃうなぁ・・・。