午前中にいろいろ

15時過ぎの新幹線で帰るので、午前中だけちょいと動く。近所に出来たばかりの淡水魚水族館アクア・トト ぎふはどうかと提案したが、乗り気でない母親は寺巡りを主張。1時間程度掛けて岐阜県谷汲村までドライブ。名刹谷汲山華厳寺(西国三十三番満願霊場地)、名刹両界山横蔵寺へ。午前中ともなれば人影もまばら。元々正月や祭り、紅葉の季節でもなければそれほど混雑することもないから歩きやすい。参道が長い華厳寺よりも、規模の小さい横蔵寺が好ましい。周りの風景が峻厳で、木漏れ日や大木の姿ひとつひとつが美しかったりする。この日も日射しが強くて暑かったが、寺の周りは日陰がたくさんあって、名古屋や東京にいるよりはずっと過ごしやすい。
ここ数年ウォーキングおよびバードウォッチングに傾倒している母さんは、放っておくと次々に山奥へ誘おうとするので、この辺でストップ。帰路、谷汲村の道の駅でざる蕎麦。冷たくてコシがある。美味しくいただきました。

母さんを家まで送り届けて、そのまま名古屋駅へ向かう。高架工事のおかげで車線が両側一つずつ減っており渋滞するかなと思っていたのだが、それほどでもなく。むしろ、ずっと日陰を走ることになって助かってしまった。やるな、高速。

ガソリンスタンドを見つけるのに数回近くをまわったり、名古屋駅西口のレンタカー屋駐車場へうまく入れなかったりで、24時間のレンタル時間より30分近く遅れて到着。時間超過だから2,100円かかるのだが、サービスしてもらった。レンタ屋のおじさんは、おまけしとくよ、だけでなく「今日は暑いから、その分で二人してビールでも飲んでって」と言ってくれた。何とも感じの良い、気持ちの良い言葉だろうか。何かの時に、こんなような言葉をツルッと出せるようなおじさんになりたいモンだ。
その後、地下の喫茶店でビールを飲みつつ1時間時間を潰し、新幹線に乗った。駅弁はジャンボ味噌カツ。2年に1度は食べているので新鮮みはないが、味噌カツを食べなかった帰省なら、最後に口にしておかないと。

帰宅後、いつもなら一時仮眠するのだがなんだか目が冴えて眠れず、夜中まで本を読んだりしてからようやく就寝。

我が家的には、歴史的ともいえるほどイベントの多い旅であった。