時の流れが止まっているかのようなダービー

小雨。国立はいつも雨。そんな感じで行きたくねーよってな気もしないでもなかったが、チケット頼んであったし行ってみる。
久しぶりにスパルタクの面々というか、以前は一緒に見ていた連中と同行。場所は1ゲートの指定席。秘密工作員が入手した格安チケットを運用。幸いにも屋根の掛かる部分が空いていたので(っていうかホーム側の指定席空きすぎ)、濡れずに済んだ。工作員には飲めない酒を2杯も3杯も振る舞うという形で感謝の意を表す。

試合はふと時計を見たらまだ前半25分だった、といった感じで何もない。何も起らない。何も起りそうにない。

後半が始まると、試合前にピッチで記念撮影をしていたキッズチーム(スウェーデンレプリカ)の面々に異変が。前半1人が青赤の旗を持って走り回っているなと気づいてはいたが、後半になると4人も5人もFC東京のユニホームを着ていた。ケリーとか石川とか背負って。そうですか、稲城フットボールチームだろうと、緑色に染まってはいないぜ、ということですか。ただの1人も緑色に着替えている子供がいなかったという点に、「東京」の未来を感じてみたり。

最終的に、なんだか分からないけれど、随分遠くの方で、GKが一歩も動けないままにゴールを陥れたらしいことを知り、歓喜する我々。周囲は初めてそこにいるのが青赤な連中だと気づいたらしく、憎々しげに睨み付けていたらしいのだが、そんなことは気にもならない。(中指まで立てられていたとは知らなかったが、立てておいてさっさと帰っちゃうのもまた情けない奴らだな緑は、と)

なーーーんにもない試合だったからこそ、一撃には価値がある。
それがなかったら・・・ま、僕らは雨に濡れてなかったから、熱心に応援なさったアウェー側の皆様には物言える立場にはございません、はい。

試合後は千駄ヶ谷の上海中華な店で空腹を満たしつつ、閉店までダベる。
体操やらマラソンやらオリンピックの話題、吐き出す言葉の全てが今や空しい山本監督の無駄なオリンピックチームについてなど。
久々に、よくしゃべった。