神戸ウィングスタジアムは見事なモノ。

独特の偉容といってよい外観とサッカー専用スタジアムの実用性、独立シートの座り心地の良さ(今回はMブロック自由席)、ピッチの近さ。なかなか水準が高い。なにより、試合中ずっと芝の臭いを感じながら観戦できたのが気持ちよかった。自分のスタジアム評価では、鳥栖スタジアムより規模が大きい分上を行ったなぁ。一万ちょっとしかカウントされていない観客動員の少なさが過ごしやすさに繋がっていると思えば、これくらいの好印象は勘違いなのかねぇ。とはいえ、どう見ても一万ってことはなかったが。倍近くいたように見えた。「有料入場者数」がそれくらいだったってことかねぇ、楽天さん。
そうそう、奥さんが買った生ビールは酷かった。泡ぱっかりでスカスカ。重さも全然軽くって、他に購入していた人達も不審がっていたらしい。客に不満足感を与えるモノの売り方をするなんて楽天様の信条にそぐわないのでは。実情が知れるねぇ。

さて、試合。神戸はやっぱり弱かった。播戸がねばり強くて嫌な感じ。彼が前向いてボール持った時と、ホージェルが左の前でボール持った時がピンチだった。それ以外、たいして組み立てに工夫もない。個人個人の勝負としか見えなかった。でもって個人個人でほとんど東京の方が上回っていたりする。中盤より前の連中はスモールエリアでのボールの受け渡しが巧みで、個人勝負には固執せず、フォローを受けつつプレイできるので、ほとんど常に自分主導の仕掛けを行えていた。神戸がまずい守備をし、せっかくボールをとってもミスパスでロストを繰り返していたから、負ける気はしなかった。
失点は藤山のインターセプト勝負がずれて抜かれたところから。ミスはミスだから藤山には改善をしてもらわねば困るな。インターセプト狙わなかったら藤山が藤山でなくなってしまうので、勝負するところと待って時間を使うところを上手いことやってください。
ルーカスも三浦も負傷で×印がでた。2人が去ってからはちょいと神戸にやられ始めた。馬場は梶山ほどには身体を張れず、やや周りと意思の疎通を欠いたトリッキーなプレーに終始。今の状態は梶山の方が明らかに上ですな。
まあ試合全体は結構安心しつつ楽しめたと思う。神戸が強くなかったおかげではあるが。


夜はホテルに直行し、シャワーを浴び、スーパーサッカーを見てから寝た。疲れたよ、私たちとしてはよく歩いた一日だった。