アーセナル vs マンチェスターユナイテッド

引導を渡す日。どうやら渡しちゃいましたね。
後半はじめ、中央からアンリの素晴らしいシュートが突き刺さって、それでほぼ終わってた。素晴らしいタッチを繋げて同点にしたのはさすがだけれど、それまで。解説の粕谷氏がしきりと「トレブル組とそれ以外の気持ちの違い」を囁いていた。そこまで画面からは読みとれなかったが、フレッチャーが全然怖くないってのはよく分かった。クリスチアーノ・ロナウドはもっとやりにくい気もするが、デリケートなゲームなので、守備の計算が出来ない選手は使えなかったのかな。フレッチャーを完全に舐めきって自由にサイドアタックを敢行していたクリシーは、アシュリー・コールの後継者としてすんなり収まるか、収まりきらずに出て行ってしまうか。18歳であれだけ上下動しつつ、いずれもタイミングが悪くないってのは凄い事だねぇ。
GKレーマン様がボールをサイドへけり出した場面、粕谷氏はミスと判断したけれど、私は違うと見た。あの表情と丁寧な動きはミスではない。足技に自信を失って、極めてセーフティなプレーを心がけた大人の態度だと思う。レーマンは、セーブに関してアンブロージオよりも明らかに上。イングランド代表GKのデービッド・ジェームズよりトータルで上。ただ、シーマンの後継者にはなれなかった。来年、フレイが来てくれる事を祈ります。