棄てプリ 13巻 読了

なんて言うか。確かに伏線も張っていたし徐々にネタを明かしてはきたが、最終巻で全部大放出って・・・盛り上がりに欠ける。今更誰も驚かないことで盛り上げようとしたって無理でしょう。驚かせ方の表現に工夫もなく、どうやら文章力の無さは致命的。おまけに「切り札」が用意されていて、圧倒的不利な状況が一瞬で解決してしまう。興醒めとはこのことか。
アニメ化された為急いで最終巻を仕上げ、番外編やら何やら続巻4冊が予定されているとか。そういうやり口も気にくわない。ラストシーンでは新しい人物まで登場して「続き」って感じなのに、「廃棄王女」のお話自体は終わっている。一度知ってしまった設定であるし、物語の終わりを知りたいから読み続けてきたのだが、もうこれ以上はいらない。よって普段はやらないけれど、ブックオフ行き決定。14冊も本棚を占領する事自体が許せない。設定なんかを読んだ時は、面白そうだったのになぁ〜・・・。