スカーボロ vs チェルシー

夜からはFAカップおなじみディビジョン違い対決。
国内5部に当たるスカーボロ。前期のファーンボロが、警備の保障ができない事を理由にアーセナルへホームの権利を譲った一件とは違い、会長が「ホームチームがホームで試合を行うのがフットボール」との認識で、6000人ちょっとしか入らないスタジアムへチェルシーを迎えたといふ。ご立派。保養地スカーボロの人たちにとっては一生の思い出になるゲームなのは間違いない。125年の歴史上はじめてFAカップの4回戦に駒を進めたってのは・・・125年ですよ?
試合はテリーの得点で早々とチェルシーが先制してしまったのに、結局そのままタイムアップ。スカーボロに可能性を感じさせたまま、チェルシーは突き放せなかった。
このチーム、パワープレーが出来ないんだねぇ。いつものパターンでしかゲームが出来ない。ピッチコンディションが悪くてボールがはねるのに繋いでばかり。戦い方を変えないのは良い事かもしれないが、勝ちきれないのは現場でやってる選手の特徴がチームプレー中心だからかな。マンUならファンニステルローイアーセナルならリュングベリニューカッスルはシアラー、リバプールヘスキー。この辺りはかなり無理が利く。守りを固める相手を崩せるから、特に格下の相手に対して効果があると思う。チェルシーは・・・ムトゥがいたら、一人で何とかしたかもしれない。パルマ時代のような無理矢理なプレーをしたら、だけど。それ以外はハッセルバインクが押さえられたらこじ開けるようなプレーできないか(グレンケアなんかは出来そうな気もするんだけどなぁ)。 いずれにしろ、チェルシーはどんどんタイトルが難しいチームになっていってるような気がする。ま、寄せ集め状態の今年は無理か。